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採用情報

先輩メッセージ

できるための方法を
考え出すのが
地元企業としての責任。

2012年入社 工事部係長

木村 陽太

名城大学理工学部建設システム工学科

地元の西三河で転勤のない就職先を希望して、研究室の教授が勧めてくれた朝日工業に入社しました。入社後は河川を中心に、いろいろな種類の現場を経験してきました。現在、担当しているのは、川の流れを制御する樋管の改築を行うため、壊してあった堤防の一部を元通り復旧する工事。 工程と品質の管理が監理技術者の仕事ですが、予定通りに進むことばかりではありません。この現場では地域住民の要望で、堤防道路の通行止め解除を早めるため、道路の復旧日を早めることに。上司と一緒に安全性や費用などあらゆる面から工程順を検討・変更し、当初は通行止めをした状態で行う予定だった止水資材の撤去作業を、解除後でも安全にできる方法を考案しました。 さまざまな選択肢の中で、「この方法でよかった」という結果が得られたときはホッとします。

入社8~9年目に担当した堤防の補強工事では、地面に打ち込んで止水するための幅900mmの鋼板製「止水矢板」が、土中の異物に当たって打ち込めない事態に直面しました。異物を砕くなど、可能な工法を調べ工期や費用の面からも検討した結果、バックホーで異物を除去することに。1m×1m×3mものコンクリート柱を掘り出し除去したものの、打ち込む際、矢板を1枚破損してしまったため、代替品を発注しようとしましたが、届くのは2カ月後。それでは工期が間に合わない。再度検討を重ね「矢板の連結部を少しずつ引っ張れば、今の枚数で規定の位置まで届く」と結論を出し、無事に施工できました。もちろん発注者である国の河川事務所や県、市と協議し、理解が得られて初めて実現できることですが、地元に密着した企業として、どんなに予定外のことが起きても、できるために知恵を絞っています。